Column
2026.10.14
彫り師の衛生管理は何をする?施術前の準備・バリア・使い捨てを順番に解説

タトゥーの練習では、ライン、塗り、ぼかしへ目が向きがちです。しかし、人の肌へ触れる仕事では、マシンを動かす前の準備と、終わった後の片付けまでが施術です。
触れてよい物と、使用後の手袋で触れてはいけない物が曖昧なままでは、技術が上がっても安全な施術にはつながりません。
衛生管理は用語を覚えたかではなく、準備から廃棄までを迷わず同じ順番で実行できるかで確認します。
KAGEROUの実演は、マシンを持つ前から始まる
KAGEROU新宿店のMakoは、公式YouTubeで施術前の準備を最初から実演しています。ワゴンを消毒し、隙間なくカバーし、必要な針やインクをデザインから逆算して用意します。
使い捨てにできないマシンやボトルは、作業中に触れる場所をバリアで覆います。途中で棚へ取りに戻る物が増えるほど、汚れた手袋で周囲へ触れる機会も増えるため、施術前の段取りが重要です。

施術前後の流れを5段階に分ける
1. 作業中に触れる場所を洗い出す
ワゴン、施術台、ライト、コード、ボトルなど、作業中に触れる場所を先に確認します。見える面だけでなく、持ち手や側面も含めます。消毒後の場所へ私物を置けば、準備をやり直す必要があります。
2. 作業台と機材をバリアで覆う
ワゴン、マシン、ボトル、操作部分を、実際の動かし方に合わせて保護します。見た目を整えるためではありません。終了後に汚れた面と清潔な面を分け、安全に外せるようにするためです。
3. 使い捨て品を先に揃える
針、インクカップ、紙類など、肌へ触れる物を施術内容から逆算して用意します。途中で追加が必要になった時、どの順番で手袋を外し、どこへ触れ、何を再度消毒するのかまで決めます。
4. 汚れた手袋で触れる範囲を増やさない
施術中の手袋には、インクだけでなく体液が付く可能性があります。そのままスマートフォン、ドア、照明、未使用の容器へ触れないようにします。必要な物を取りに行く時は、定めた手順で手袋を外し、交換します。
5. 片付けと廃棄まで順番を決める
マシンを止めた時点で衛生管理が終わるわけではありません。使い捨て品、鋭利物、再使用する機材を混ぜず、汚れたバリアは外側へ触れないように外します。具体的な処理は、施設の手順と地域のルールに従ってください。

チェックリストは、考えずに済ませるために使わない
今から触れる場所はどこか。使い捨てる物は何か。追加の道具が必要になったら、どの順で手袋を替えるか。終わったあと、何を最初に外すか。最初は一つずつ声に出し、手順と動作を結びつけます。
慣れたあとも、デザイン、部位、使用する道具が変われば準備は変わります。
いつも通りという理由で省略せず、その日の施術に合わせて確認してください。
フェイクスキン練習でも、準備と片付けを省かない
人肌を扱わない練習でも、触れる範囲を決め、準備と片付けを同じ順番で反復すれば、施術時に動線を省略しにくくなります。ただし、フェイクスキン練習と実際の施術の衛生要件は同じではありません。
動画は全体の流れを知るために使い、実際の消毒、保護、廃棄は、設備・機材・地域のルールに合わせて対面で確認してください。

マシンを動かす前の準備から、終了後の片付けまでを現役彫り師の手元で確認してください。
- 作業台・機材・施術台の準備を実演で確認
- 汚染を広げない手袋交換と動線をマンツーマンで学ぶ
- 技術と衛生を分けず、同じ順番で反復できる
無料説明会では、現在の経験、仕事、毎週使える時間を伝えたうえで、無理なく続けられる学び方を確認できます。
まだ入学を決めていない段階でも、公式LINEから希望日時を送れます。
\公式HP/
\LINEから無料説明会へ申し込む/
編集:Tattoo Studio KAGEROU編集部
参考:KAGEROU公式YouTube「施術前の準備を全てお見せします」


