Column
2026.10.14
タトゥーマシンを買う前に何を決める?初心者が道具選びで失敗しない5つの確認

初めてタトゥーマシンを探すと、価格も形も大きく違い、動画で紹介される機種も次々に出てきます。そこで、好きな彫り師が使っているから、値段が高いからという理由だけで選ぶと、買ったあとに何を設定すればいいのか分からなくなります。
マシンは、持っているだけで線を安定させてくれる道具ではありません。針、ストローク、電圧、手の速さ、持ち方を同じ条件で比べて、初めて自分の癖が見えてきます。
機種名を決める前に、最初に練習する技術と、設定を自分で記録できるかを決めてください。
「おすすめの一本」が全員に合うわけではない
KAGEROU新宿店のMakoは、公式YouTubeで普段使っている複数のマシンを比較しています。ストロークを調整できるもの、設定が固定されているもの、表示を見ながら電圧を変えられるものなど、同じペン型でも使い方は同じではありません。
高価な機種には、長時間の扱いやすさや出力の安定など、それぞれの理由があります。
ただ、初心者に必要なのは価格や知名度だけではなく、何を変えた時に線がどう変わったのかを確かめられることです。

購入前に確認する5項目
1. 最初に練習する技術
ライン、塗り、ぼかしでは、使う針も手の動かし方も変わります。全部できる一本を探す前に、最初の1か月で何を反復するのかを決めます。
たとえばライン練習なら、同じ針と設定で直線を並べ、どこで揺れるかを見る。課題が決まれば、必要な機能も絞れます。
2. ストロークは固定か、調整できるか
ストロークは、針が前後する幅に関わります。固定式にも調整式にも利点があります。一本で複数の課題を試すなら調整式は便利ですが、設定を動かした記録がなければ、変化の原因は分かりません。
3. 電圧を数字で確認できるか
最初のうちは感覚だけに頼らず、表示された数字を残せる方が比較しやすくなります。ただし、電圧だけを上げれば良い線になるわけではありません。手を動かす速さと一緒に見ます。
4. 重さとグリップが手に合うか
店頭で数分持った時は平気でも、練習を続けると重さの感じ方は変わります。グリップの太さ、重心、バッテリーを付けた状態まで確認し、無理なく同じ角度を保てるかで比べます。
5. 針・電源・消耗品を揃えられるか
本体だけでは練習できません。対応するカートリッジ、電源やバッテリー、インク、フェイクスキン、バリア用品、廃棄物を分ける容器まで必要です。最初の予算を本体だけで使い切らないようにします。

買った日から、設定と結果を一緒に残す
練習ノートには、日付、マシン、針、ストローク、電圧、フェイクスキンの種類、手を動かす速さ、失敗した場所を書きます。写真も同じ順番で残してください。
次の練習では一項目だけ変えます。一度に電圧と針と手の速さを変えると、何が結果へ影響したのか分かりません。道具の名前を覚えることより、失敗の原因を一つずつ切り分けられることが大切です。
中古や安価なセットを選ぶ時の注意
価格を抑えたい場合でも、入手経路、メーカーの案内、故障時の対応、バッテリーや付属品の状態を確認できないものは避けます。衛生に関わる針やインクなどの消耗品を共有したり、状態の分からない物を使ったりしないでください。
道具選びで迷った時は、人肌へ使う前に、現役彫り師へ機種と練習目的を見せて確認してください。

高価な一本を先に選ぶより、何を練習し、どの設定を記録するのかを現役彫り師と決めてください。
- 練習したい技術に合う道具と課題の順番を確認
- 実際の重さ・設定・扱い方をマンツーマンで学べる
- 本体以外に必要な消耗品と衛生用品まで整理できる
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編集:Tattoo Studio KAGEROU編集部
参考:
- KAGEROU公式YouTube「彫り師のおすすめのタトゥーマシンは?」
- KAGEROU公式YouTube「マシン・インク・ニードルを公開」


