Column
2026.10.14
30代・40代から彫り師を目指すのは遅い?40歳・会社員の実例と5つの条件

「30歳を過ぎてからでは遅いですか」「会社員を続けながらでも身につけられますか」。KAGEROUには、年齢と仕事の両方を気にする相談が届きます。
30代・40代だからという理由だけで、彫り師を諦める必要はありません。ただし、何歳からでも大丈夫という励ましだけで始めると、仕事が忙しい週から練習が止まります。
年齢より先に確かめたいのは、毎週の練習時間、生活費、家族との合意、身体の負担、そして間違いを直してもらえる環境です。
40歳・会社員から始めた卒業生の例
KAGEROUの公開インタビューには、金融系の会社で働きながら、40歳でスクールを受講した卒業生が登場します。39歳の時にこれからの40代を考え、以前から憧れていた彫り師へ挑戦することを決めました。
絵を専門的に習った経験も、タトゥーを独学した経験もない状態からのスタートです。それでも、入学と同時に会社を辞める選択はしていません。家族へやりたいことを伝え、仕事を続けながら授業と自宅練習を重ねました。
この例で見るべきなのは「40歳でもできた」という一言ではなく、収入を残し、家族と話し、授業のない日にも手を動かす形を先に作ったことです。
始める前に確認したい5つの条件
1. 練習時間を予定表に入れられるか
「時間ができたら練習する」では、残業や家の用事が入るたびに後回しになります。平日に何回、休日に何時間使うのか。準備と片付けも含め、直近4週間の予定表へ入れてみてください。
一度だけ長く練習するより、同じ曜日と時間に短くても続けられる方が、前回からの変化を見つけやすくなります。
2. 収入を急に切らずに続けられるか
必要なのは受講料だけではありません。マシン、針、インク、フェイクスキン、交通費、練習場所などもかかります。退職してから考えるのではなく、毎月いくらまで学習に使えるか、どの段階で働き方を見直すかを先に決めます。
会社員を続けながら学ぶことは、覚悟が足りないという意味ではありません。生活を守り、練習を止めないための現実的な選択です。
3. 家族と費用・時間・期間を共有できるか
家族が知りたいのは、夢の大きさより生活への影響です。必要な費用、毎週使う時間、家事や育児への影響、いつ次の判断をするのか。この4点を曖昧にしないでください。
期限も条件も分からないまま応援だけを求めるより、3か月後に何を見て続け方を決めるのかまで話した方が、家族も判断できます。
4. 身体と練習環境を保てるか
細かな作業を同じ姿勢で続けるため、目、肩、腰への負担は無視できません。睡眠を削り、暗い場所で無理な姿勢を続ければ、技術を覚える前に練習そのものが続かなくなります。
机、椅子、照明、換気、片付けの動線まで含めて、毎週繰り返せる場所を用意します。
5. 間違いを止めてくれる人がいるか
限られた時間を使う人ほど、自己流のまま遠回りする余裕はありません。KAGEROUの卒業生インタビューでは、腕へ巻く大きな蛇を頼まれた受講生に対し、講師が今の技術では早いと止め、小さな課題へ戻す場面があります。
大きな作品へ進ませることだけが指導ではありません。今の段階で直すべき動作を見つけ、次の練習を具体的に決めてもらえるかが大切です。
スクール選びは「授業の後」まで見た方がいい
仕事や家族がある人は、授業回数や初心者歓迎の言葉だけで決めないでください。
誰が手元を見て、どの基準で次へ進み、授業外の作品へどう返答し、卒業後にどんな練習環境が残るのかまで確認した方がいいです。

年齢だけで諦める前に、今の仕事・家族・毎週使える時間を伝え、続けられる通い方を相談してください。
- 現役彫り師によるマンツーマン指導
- 仕事と両立するための授業外練習まで確認
- 今の経験と目標に合うコース内容を相談できる
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編集:Tattoo Studio KAGEROU編集部
参考:
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- KAGEROU公式YouTube「40歳・会社員の受講生インタビュー」
- KAGEROU公式YouTube「20代、私たちが『彫り師』を選んだ理由。後悔ゼロのクリエイティブな生き方」


