Column
2024.04.08
タトゥーの痛みはどのくらい?痛みを感じやすい場所と対策や和らげる方法
「ファッションの一部としてタトゥーを楽しみたい!」と思う一方で、タトゥーを彫る時の痛みについて不安がある人もいるのではないでしょうか。結論から言うと、タトゥーは体に針を刺す施術なので、ある程度の痛みは避けられません。そして、痛みの感じやすさは体の部位によってさまざまです。
本記事では、そうしたタトゥーの痛みや痛みを感じやすい部位、痛みを和らげる方法について詳しく解説します。気になる人は、ぜひ最後までお読みください。
痛みを感じやすいタトゥーの場所
タトゥーを入れる時の痛みは、
- えんぴつで肌をガリガリされる
- レーザー脱毛に似た痛み
- 肌をカッターで切られている感覚
のようだと言われています。痛みに弱い方からすると、こうした痛みに躊躇してしまうことでしょう。ここでは、タトゥーを入れる時の痛みを感じやすい場所、感じにくい場所について解説していきます
痛みを感じやすい場所
タトゥーを入れる時の痛みが強い場所は下記の通りです。
- 頭皮
- 首
- 脇の下~脇腹
- 手の甲〜手指
- 手首
- 肘
- みぞおち〜お腹
- お尻~太ももの内側
- 膝裏
- 足の甲〜足指
これらの場所は、脂肪が少なく神経が集中しているため、痛みを感じやすいとされています。また、皮膚が薄い場所や骨が近い部位も同様に痛みが増しやすい場所です。さらに、施術中は痛みを感じなくても、下着やズボンなどの摩擦が起こりやすい場所では、施術後に痛みが強く出ることもあります。
痛みを感じにくい場所
タトゥーを入れる時の痛みが弱い場所は下記の通りです。
- 背中
- 腕
- 肩周り
- 太ももの外側
- 脚
筋肉と脂肪が付きやすい場所は痛みが出にくいとされています。特に腕や脚は、服擦れによる摩擦も少ないため、施術後の痛みも少ない場所です。痛みが気になるけど、タトゥーを入れたい方はこうした位置に入れてみても良いかもしれませんね。
タトゥー初心者はどこがおすすめ?
痛みに弱い方は、痛みの少ない場所を選択したいと思う方もいらっしゃるでしょう。ですが、結論から言えば入れたい場所に入れるのがおすすめです。一生のものだからこそ、痛みに関係なくこだわって入れる方が後悔は少なくなります。
タトゥーの痛み対策や和らげる方法
個人差はあるもののタトゥーはどの場所であっても、必ず痛みを感じるものです。覚悟はしていても、その痛みを少しでも軽減したいと考える方はいらっしゃるでしょう。そこで、タトゥーの痛み対策や和らげる方法をここでは紹介したいと思います。
施術前にできる対策
施術前に行う痛み対策として、以下のようなものが挙げられます。
- 前日は飲酒をしない
- 睡眠時間を確保する
- 施術前に食事を摂る
- なるべく日焼けをしない
タトゥーを入れる際は、しっかりと体調を整え、万全の状態で臨むようにしましょう。特に飲酒はよくありません。アルコールによって血管が拡張して血行が良くなった結果、痛みが増すだけでなく、インクの入りも悪くなります。
施術中の対策
施術中は痛みを我慢するため、体力の消耗が激しくなります。
そのため、
- 休憩を入れてもらう
- 飴を舐めるなどの糖分補給
- お気に入りの音楽を聞く
- スマホをさわる
といった対策をおすすめしています。休憩は施術者からも促しますが、ご自身から求めることも重要です。作業の邪魔になるかもしれないと心配せずに、休憩が必要であることを伝えてください。
そして、糖分補給で体力を回復したり、リラックスすることも痛みの軽減には必要なことです。痛みの我慢のために緊張状態が続くと体力は落ちやすくなり、痛みが増して余計に体力を使ってしまいます。痛みを緩和するためにもリラックスできる環境を作れるよう、事前準備しておきましょう。
施術後に和らげる方法
施術後は以下のことを控えることで痛みの軽減が可能です。
- 飲酒
- 運動
- 入浴やサウナ
- マッサージ
これらの行為は血行を促進するため、痛みや痒みを引き起こすだけでなく、発汗によるタトゥーデザインのにじみを招きかねません。施術後はこすったり引っ掻いたりはせず、施術箇所を刺激しないことを第一に清潔さを保ちましょう。
そのほか、鎮痛剤の服用や軟膏の塗布で痛みを抑えてもよいです。ただし使用の際は、用法や用量を守って使用してください。
タトゥーの痛みに差があるのはなんで?
タトゥーを入れる際の痛みについての感想をSNSで見かけたり、他の方から感想を聞く方もいらっしゃるかもしれません。その際、「あまり痛くなかった」という感想を見かける一方で、「痛すぎてしんどかった」という感想を見て混乱することもあるでしょう。なぜこのような個人差が起こるのか、ここでは解説します。
施術当日の体調やコンディションが悪い
タトゥーの痛み対策でも触れたように、痛みを我慢する時は踏ん張ったり、力んだりするものです。でも、その体力がなかったり、空腹で施術を受けると痛みを感じやすくなります。繰り返しタトゥーを入れているお客様もこれを実感される方が多く、前回は万全じゃなかったけど、今回はしっかり体調整えて来たから痛くないとおっしゃられる方もいます。
タトゥーデザインの大きさや複雑さ
入れるデザインが大きかったり、複雑なものだとどうしても施術時間は長くなってしまうものです。そうなると時間経過とともに体力が落ちてきて、徐々に痛みが強くなっていきます。デザインによっては1日で終わらず、数日に分けてタトゥーを入れる方もいますので、どうしても痛みが我慢できない方はアーティストに相談してみてください。
タトゥーの彫り方や工程
タトゥーは「手彫り」か「機械彫り」かによって痛みは異なり、どちらかといえば手彫りの方が痛みは少ないとされています。針を肌に刺す回数が少ないためですが、前述のようにデザインによって施術時間が長時間化しやすいので、一概に「どっちが痛い!」というのは個人差があるようです。
また、「筋彫り」か「ぼかし」や「つぶし」かの工程によっても痛みの程度や種類が変わります。筋彫りと言う工程では輪郭を彫りますが、肌をカッターなどで削られているような痛みがあり、この工程が1番痛いとおっしゃる方は多いです。
ぼかしやつぶしでは、筋彫りとまた違った痛みがあります。感覚として、ヤスリや金たわしで肌を擦られているような痛みと表現される方が多いです。デザインが大きいと色を入れる範囲も広くなるため、デザインによってはこちらの工程が痛いとおっしゃる方もいます。
気になるタトゥーの痛みについての疑問
万全な体調でタトゥーの施術を受けることや痛み対策をしっかりと行うことで、我慢できない痛みではなかったと言う方がほとんどです。それでもタトゥーの痛みが気になる方に向けて疑問にお答えします。
タトゥーを入れる時の痛みでやめる人はいる?
KAGEROU(カゲロウ)では痛みで施術を中断された方はいません。ですが、我慢ができない時は休憩を挟みますので、お辛い時はお声かけください。
タトゥーを入れたあとの痛みはどのくらい続く?
タトゥーのデザインや施術箇所によっても異なりますが、一般的には施術後3日は痛みが続くとされています。ですが、動くたびに衣服が擦れる位置に入れた場合は、痛みが感じやすく、長期化しやすくなります。
施術後日中の行動で1番痛いのはいつ?
施術箇所を石鹸やボディーソープで洗う時とあげる方が多いです。シャワーを浴びる時も痛いのですが、洗う時はそれ以上に痛いと聞きます。タトゥーは肌を傷つけているので、どうしても染みてしまうようです。
痛みを乗り越えてタトゥーを楽しもう
KAGEROU(カゲロウ)では、お客様に安心して施術を受けるように心がけております。もしも痛みに弱い自覚があり、施術時間やデザインの大きさなど不安な点がある時は、カウンセリングの際にタトゥーアーティストにお伝えください。施術日程を分けるなどの対応をさせていただきます。