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2024.10.13
タトゥー施術後のアフターケアとは?流れや注意点を解説
タトゥーの仕上がりを美しく保つためには、適切なアフターケアを行うことが重要です。しかし「どのようなケアをすればよいかわからない」「失敗しないか不安」と悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、この記事ではタトゥー施術後のアフターケアについて解説します。注意点やおすすめのタトゥークリームも紹介するので、タトゥーを入れる方は最後までご覧ください。
タトゥー施術後にアフターケアが必要な理由
タトゥー施術後にアフターケアが必要になる理由は、以下の通りです。
- ・感染症を予防するため
- ・色素の定着をよくするため
- ・皮膚の炎症を防ぐため
- ・かゆみや痛みを和らげるため
感染症を予防するため
タトゥーは、皮膚に針でインクを注入する過程で小さな傷が生じます。この傷口を適切にケアしないと、細菌やウイルスが侵入し、感染症を引き起こすリスクがあります。特に施術後の数日間は、皮膚がデリケートな状態になっているため、施術部位を清潔に保つことが重要です。
万が一、感染症にかかると、発熱・腫れ・膿が出るといった症状が現れることがあります。重症化すれば、医療機関での治療が必要になる場合もあるので、適切なケアを怠らないようにしましょう。
色素の定着をよくするため
施術直後は皮膚がまだ回復途中で、色素が外に漏れ出しやすい状態です。したがって、タトゥーが定着するまでの間、適切なアフターケアを実施することが重要です。傷口に汚れや細菌が入り込むと、皮膚の回復が遅れるだけでなく、色素が定着しにくくなる恐れがあります。
また、施術後の皮膚は非常に敏感で、服や寝具が擦れるだけでも、色褪せや輪郭のぼやけにつながります。アフターケアは手間に感じることもありますが、タトゥーの美しい仕上がりを維持するために、正しいケアを続けましょう。
皮膚の炎症を防ぐため
タトゥー施術では針で皮膚に色を入れるため、施術後は肌が敏感になり、外部からの刺激に弱くなります。たとえば、普段なら炎症を起こさない程度の弱い摩擦でも、赤みや腫れなどの症状が現れることがあります。
場合によっては化膿して傷跡が残るなど、長期的な治療が必要になることも少なくありません。
かゆみや痛みを和らげるため
施術後の皮膚は、針で色素が注入された影響で、痛みやかゆみを感じやすくなります。これは皮膚が治癒する際の自然な反応ですが、適切なケアを行えば不快感を抑えることが可能です。
かゆみや痛みが強いと、仕事に集中できなかったり、快適に眠れなかったりすることがあります。さらに、タトゥーを周囲に隠したい場合でも、強いかゆみや痛みのために無意識に施術部分を掻いたり触ったりしてしまい、不自然な動きから周囲に気づかれてしまう可能性があります。
【当日】タトゥー施術後のアフターケアの流れ
タトゥー施術直後は、以下の手順でケアを行いましょう。
- ① ワセリンを塗る
- ② 保護フィルム・ガーゼを貼る
- ③ ワセリンを洗い流す
- ④ タトゥークリームを塗る
① ワセリンを塗る
タトゥー施術後は、まずワセリンを塗りましょう。施術直後の皮膚は非常に敏感で、細菌や汚れが入り込みやすい状態です。ワセリンを塗ることで施術部位を保護し、乾燥を防げます。
ワセリンを使う際は、手を清潔にした上で、タトゥー部分に優しく薄く均等に塗りましょう。ワセリンを塗りすぎると、毛穴が詰まって皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が妨げられ、治りが遅くなる可能性があります。
② 保護フィルム・ガーゼを貼る
ワセリンを塗った後は、保護フィルムやガーゼを貼りましょう。保護フィルムやガーゼを使うことで、外部の刺激や汚れからタトゥーを守り、感染や炎症のリスクを減らせます。
保護フィルムを使う場合は、通気性のあるタイプを選ぶのがおすすめです。通気性がよいと、皮膚が酸素を取り入れやすくなり、細胞の再生や傷の治癒が促進されます。
③ ワセリンを洗い流す
ワセリンは皮膚を保護しますが、長時間放置すると毛穴が詰まりやすくなります。そのため、保護フィルムやガーゼを貼ってから2〜3時間後に、ぬるま湯でワセリンを優しく洗い流しましょう。ゴシゴシ洗うと色素が流れ出し、色が薄くなる恐れがあります。
また、摩擦によって皮膚が炎症を起こし、かゆみや腫れを引き起こす可能性もあります。洗浄後は柔らかいタオルで、水分を優しく拭き取りましょう。
④ タトゥークリームを塗る
ワセリンを洗い流した後は、タトゥークリームを塗りましょう。タトゥークリームは、施術後の敏感な皮膚を保湿し、回復を促進するために作られた専用クリームです。施術後の皮膚は乾燥しやすく、適切な保湿が行われないと皮膚が引きつり、かさぶたが無理に剥がれることがあります。
タトゥークリームを使用することで、潤いを保ち、乾燥による影響を防ぎながら回復を促進します。さらに、炎症やかゆみを抑える成分が含まれたクリームもあり、無意識に掻いてしまうのを防ぐことも可能です。タトゥークリームを塗る際は、清潔な手で適量を薄く広げるようにし、塗りすぎないように気をつけましょう。
【2日目以降】タトゥー施術後のアフターケア
2日目以降のアフターケアは、以下の通りです。
- ・ゆっくり服を脱ぐ・着る
- ・就寝前に保湿する
- ・かさぶたが自然に剥がれるまで待つ
ゆっくり服を脱ぐ・着る
2日目以降も施術部位は敏感な状態が続いているため、服の脱ぎ着には注意しましょう。タトゥー部分が服に擦れたり引っかかったりすると、皮膚に負担がかかり、炎症やかゆみが悪化する恐れがあります。
また、無理に服を引っ張ると、かさぶたが剥がれて色素の定着が妨げられることもあります。そのため、服を脱ぐ際はゆっくりと慎重に行い、タトゥー部分に摩擦を与えないようにしましょう。
就寝前に保湿する
乾燥した皮膚は引きつりやすく、かさぶたが剥がれる原因になることがあります。また、乾燥によるかゆみで無意識に掻いてしまい、色素が抜けるリスクもあります。そのため、就寝前にはタトゥークリームを塗って、肌を保護するのがおすすめです。
寝ている間に寝返りを打つと、シーツや服が皮膚に擦れたり、汗で施術部分が湿ったりして、皮膚に負担がかかることがあります。このような状態が続くと炎症やかゆみが悪化し、回復が遅れる原因となるため、十分な保湿を行って皮膚を守ることが重要です。
かさぶたが自然に剥がれるまで待つ
かさぶたを無理に剥がすと、色素が抜け落ちてタトゥーのデザインが損なわれる可能性があります。また、剥がれた部分が再び炎症を起こすリスクもあるため、かさぶたには触れず、自然に治癒するのを待つことが大切です。
かさぶたが剥がれる過程でかゆみを感じることがありますが、掻いたり触ったりするのは避けましょう。
おすすめタトゥークリーム3選
これからタトゥークリームを購入する方は、以下の3つから選んでみましょう。
- ・墨斎 BOKUSAI
- ・AFTER INKED(アフターインク)
- ・Ink アフターケアクリーム
墨斎 BOKUSAI
「墨斎 BOKUSAI」は、厚生労働省が認可したタトゥーケアジェルです。高い保湿力があり、痛みやかゆみを抑える「アラントイン」や、ホルモンバランスをサポートする「プラセンタエキス」が含まれています。
これにより、かさぶたを引っ掻いてしまうのを防ぎ、タトゥーの美しい仕上がりを保てます。また、このジェルは伸びが良く、ベタつかないサラサラした感触が特徴で、スリーブ(袖)や背中などの広い範囲にも塗りやすいです。
製造から梱包まで全て国内で行われているため、品質にこだわりがある方は「墨斎 BOKUSAI」を選んでみましょう。
AFTER INKED(アフターインク)
「AFTER INKED(アフターインク)」は、タトゥー専用の保湿クリームです。クリームタイプで伸びがよく、ベタつかないのが特徴です。タトゥー施術箇所に使用できるのはもちろん、タトゥー除去後のケアにも使えます。
動物性オイルや石油系成分を一切使用せず、グレープシードオイルなどの天然成分のみで作られているため、衣類に付着しにくいというメリットがあります。
Ink アフターケアクリーム
「Ink アフターケアクリーム」は、高い保湿力を持つタトゥークリームです。皮膚の再生を促進する「マスチックオイル」や、肌を保護し保湿力に優れた「バオバブ種子オイル」を含んでいるため、タトゥーの仕上がりを向上させます。
また、日本国内でISO基準に基づく厳格な品質管理のもと作られているため、外国産に不安がある方にも最適です。
タトゥー施術後のアフターケアの注意点
アフターケアを行う際は、次のポイントに注意しましょう。
- ・激しい運動を避ける
- ・患部を圧迫する服を着ない
- ・必要なら保護フィルムで保護する
- ・かさぶたを無理に剥がさない
激しい運動を避ける
運動によって汗をかくと、施術部位の感染症リスクが高まります。また、激しい動きによってタトゥー部分が擦れたり引っ張られたりすると、皮膚に負担がかかり、かさぶたが剥がれてしまうこともあります。
そのため、施術後数日はランニングや筋トレなどの運動を避け、施術部位を刺激しないようにしましょう。
患部を圧迫する服を着ない
ぴったりとした服は、施術直後の敏感な皮膚に摩擦や圧力を与え、回復を妨げる恐れがあります。したがって、施術後は皮膚に負担をかけないよう、肌に優しい素材のゆったりした服を着用しましょう。
また、圧迫によって施術部位が蒸れると、細菌が繁殖しやすくなり、感染症のリスクが高まります。患部を清潔で乾燥した状態に保つために、通気性の良い服を選ぶことが大切です。
必要なら保護フィルムで保護する
保護フィルムを使うと、施術部位を外部の細菌や汚れから守り、感染症のリスクを軽減することが可能です。特に、施術部位が服に擦れやすい場合や、外出先で摩擦や汚れの影響を受けやすいときに使用することで、患部を清潔に保てます。
また、汗が施術部位につくと細菌が繁殖しやすくなるため、夏場は保護フィルムを使用するのがおすすめです。
かさぶたを無理に剥がさない
かさぶたは皮膚が自然に治癒する過程で、徐々に剥がれるものです。焦らず自然に剥がれるのを待つことで、皮膚がしっかりと回復し、色素が定着します。
もし、かさぶたが気になって触りたくなった場合は、かゆみを抑えるタトゥークリームを使用しましょう。無理に剥がすと傷跡が残る恐れがあるため、自然に剥がれるまで丁寧にケアを続けることが大切です。
アフターケアのよくある質問
アフターケアを行う方は、よくある質問も確認しておきましょう。
- ・お酒を飲んでもいい?
- ・お風呂に入ってもいい?
- ・消毒をしてもいい?
- ・温泉やサウナに入ってもいい?
お酒を飲んでもいい?
タトゥー施術後は、しばらくお酒を控えましょう。アルコールを摂取すると血行が促進され、血管が広がることで、出血や腫れが起こりやすくなります。
施術後は炎症や腫れが残っていることが多く、アルコールによってさらに悪化する恐れがあります。出血や腫れがひどくなると回復が遅れ、感染症のリスクも高まるため、タトゥーが定着するまでは飲酒を控えるとよいでしょう。
お風呂に入ってもいい?
施術後数日間は入浴を避け、シャワーだけにしましょう。長時間お湯に浸かると皮膚がふやけてかさぶたが剥がれやすくなり、タトゥーの色素が定着しにくくなる恐れがあります。
シャワーを浴びる際は、タトゥー部分に強い水流を直接当てず、優しく洗うよう心がけましょう。清潔にしようとゴシゴシ洗うと、かさぶたが剥がれ、タトゥーの仕上がりに影響が出ることがあります。
消毒をしてもいい?
基本的に消毒は不要です。消毒液にはアルコールや過酸化水素などの成分が含まれており、皮膚に刺激を与え、回復を遅らせる原因となりかねません。
皮膚は自然に治癒する能力があるため、消毒するのではなく、清潔に保つことを心がけましょう。清潔なぬるま湯で優しく洗い、タトゥークリームで保湿するだけで十分です。
温泉やサウナに入ってもいい?
しばらくの間、温泉やサウナの利用は避けましょう。高温多湿な環境では、かさぶたが早く剥がれたり、汗で色素が定着しにくくなるリスクがあります。
また、温泉の成分や浴槽の雑菌が傷口に触れることで、感染症を引き起こす可能性も高まります。そのため、タトゥーが定着するまでは温泉やサウナを控え、自宅でのシャワーに留めるのがよいでしょう。
タトゥー施術後はアフターケアを忘れずに行おう
この記事では、タトゥー施術後のアフターケアの重要性や具体的な流れ、注意点について解説しました。適切なアフターケアを行うことで、感染症や皮膚の炎症を抑え、かゆみや痛みを和らげられます。
正しいケアを行うことで、色素がしっかりと皮膚に定着し、タトゥーの仕上がりがより美しくなります。そのため、タトゥーを入れる方は、この記事を参考にしながら適切なアフターケアを行ってみてください。
KAGEROUでは、実績のあるアーティストによる適切なアフターケアを行うことで、施術後の感染症のリスクや痛みを軽減し、美しい仕上がりのタトゥーを提供することができます。
新たにタトゥーを入れたいと検討されている方は、ぜひKAGEROUへご来店ください。